コラム

【福山】賃貸の入居率77%?築15年超でも空室を埋める差別化戦略

福山市の賃貸市場データと空室対策のイメージ画像
LIFUKU中国バス不動産

執筆:LIFUKU中国バス不動産 賃貸管理課

1973年創業、福山・尾道・三原エリアで賃貸管理を行うLIFUKU中国バス不動産の管理担当が、現場の実務にもとづいて解説します。

この記事の要点

  • 福山市の民営借家は入居率約77%と推計され、全体の2割以上が空室という厳しい環境です。
  • 築15年超の物件は募集件数の70%を占めるのに対し、成約枠はわずか40%で競争率は約11倍に跳ね上がります。
  • 空室の原因は「古さ」ではなく「差別化要因(選ばれる理由)がないこと」。周辺競合にない強みを作れば築古でも満室は狙えます。

賃貸アパートやマンションを所有するオーナー様にとって、「なかなか空室が埋まらない」という悩みは深刻です。今回は、福山市における賃貸市場の実情と築年数ごとの競争率データを基に、古い物件でも満室経営を実現するためのポイントを分かりやすく解説します。

福山市の賃貸市場データで見る「空室率23%・入居率77%」の実態

現在、福山市の民営借家は入居率約77%(空室率約23%)と推計されています。これは全国平均と同水準ですが、具体的にイメージすると「10部屋中2部屋以上は常に空室が埋まっていない」状態を意味します。

年間120万円の機会損失?空室が及ぼす収支への影響

例えば、1部屋の平均家賃を5万円と仮定してみましょう。10部屋中2部屋が空室のままだと、毎月10万円、年間で120万円もの家賃収入を失っていることになります。

【空室による収入ロスの試算】

・ 1年間の損失:120万円
・ 5年間の損失:600万円
・ 10年間の損失:1,200万円

これは福山市内をはじめ、多くの集合住宅オーナー様が直面している現実です。さらに、人口動態に対して新築物件の供給は今も続いているため、何の対策も打たなければ地域の平均空室率はさらに上昇していくリスクがあります。

新築供給の継続と競合物件(SUUMO掲載4,000件)の現状

もちろん、すべての物件が一律に入居率77%というわけではありません。新築物件は満室(100%)に近くなり、その分だけ築年数の経過した中古物件の入居率は平均値を下回ることになります。

大手ポータルサイト(SUUMO等)を確認すると、福山市内では常に約4,000件の賃貸物件が掲載されています(※サイトに掲載すらされていない物件も多数存在します)。

福山市内における1年間の賃貸契約件数は約12,000件で、平常月であれば毎月約800件の部屋が契約されています。全体の単純計算では「800件の成約枠 ÷ 4,000件の募集=倍率5倍」となり、一般的な清掃や標準的な設備を整えているだけでは、退去から次の成約まで平均5か月ほどかかる計算になります。

築年数で激変する競争率|「築15年の壁」とは?

この競争率をさらにシビアにしているのが「築年数」の偏りです。ポータルサイトに募集掲載されている4,000件のうち、築15年以内の物件は全体の約30%(約1,200件)を占めています。

築年数区分 募集物件数(割合) 月間成約の選択傾向(予測) 推定競争率
築15年以内 1,200件(30%) 約500件(約60%)が選択 約2.4倍(比較的有利)
築15年超 2,800件(70%) 約300件(約40%)が選択 約11倍(非常に厳しい)

築15年以内の物件が市場を優先獲得している

築15年以内の物件は、設備が新しく見た目の魅力も高いため、お部屋探しをするユーザーの選択肢に優先して入りやすくなります。毎月成約する800件のうち約60%(500件)が築15年以内の物件を選ぶと仮定すると、築15年以内の競争率は2.4倍程度となり、スムーズに空室が埋まっていきます。

築15年超は競争率約11倍!決まるまでに平均1年かかる計算

一方で問題となるのが築15年超の物件です。残りの300件の成約枠を、2,800件の築15年超物件で争うことになります。

この場合の競争率は約11倍です。競合相手が非常に多いため、何の手も打たなければ「平均して決まるまでに1年近くかかる」という計算になってしまいます。そしてやっと1部屋決まったと思っても、1年経てば次の新しい退去が発生し、永遠に空室率が改善しない悪循環に陥ってしまうのです。

古いから決まらないのではない!空室の原因は「差別化要因の不足」

では、築年数が経った古い物件はもう諦めるしかないのでしょうか?

現場の管理実務を通じて断言できるのは、「古いから決まらない」のではなく、「選ばれる理由(差別化要因)がないから決まらない」ということです。

「新しい」以外の強みをつくれば築古でも選ばれる

新築時に持っていた「築浅で綺麗」という差別化要因は年数とともに失われます。しかし、周辺の競合物件にはない「新しい魅力」を作ってあげることで、築古物件でも十分に選ばれるお部屋に生まれ変わります。

例えば、ターゲットをしぼったインテリアのリノベーション、人気の無料インターネットや宅配ボックスの設置、ペット飼育可や初期費用を抑えた契約条件への見直しなど、差別化の選択肢は様々です。具体的な改善アプローチについてはLIFUKUの空室対策プランでもご紹介しています。

福山エリアで豊富な実績を持つLIFUKUの築古再生事例

LIFUKU中国バス不動産では、福山・尾道・三原エリアにおいて数多くの築古物件を再生(購入再生・リノベーション提案)してきた豊富な実績があります。築年数が経過していても、地域の賃貸ニーズを的確に捉えた提案を行うことで、高入居率を維持することが可能です。実際の取り組みや事例は数字で見るLIFUKUをご覧ください。

まとめ:数字を直視し、周辺競合に負けない差別化対策を始めよう

福山市の賃貸市場は築15年を境に競争環境がガラリと変わります。築古物件の空室を埋めるためには、単に家賃を下げるだけでなく、競合物件に負けない「独自の強み」を打ち出すことが不可欠です。

「長期空室が続いて困っている」「自分の物件に合った差別化案を知りたい」というオーナー様は、ぜひお気軽にご相談ください。

福山市で賃貸管理や空室改善をお任せいただける不動産会社をお探しの方は、ぜひ福山賃貸管理ナビ(LIFUKU中国バス不動産)へご相談ください。

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入居率

1973年〜

創業

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広島・福山・三原・尾道

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※入居率は全店舗の実績値です。最新の実績は「数字で見るLIFUKU」をご覧ください。

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