【福山市不動産コラム⑱】古い=悪い ではない。資産価値を守る視点とは?
古い=悪い ではない。資産価値を守る視点とは?
築年数が経った物件を持っていると、どうしても不安になるものです。
「もう築30年だし、そろそろ手放した方がいいのでは…」
「この物件、今後も価値あるのかな?」
ですが、古い=悪い ではありません。
本当に大切なのは、「その物件が今も、これからも“選ばれる状態”であり続けるかどうか」す。
例えば、築30年超の物件でも外壁や設備がきちんと整備されていて、共用部が清潔であれば、まだまだ現役として十分に稼働できます。
逆に築浅でも、管理や環境がひどければ、あっという間に入居希望者から避けられてしまいます。
実際、弊社にもこういったご相談が増えています。
「築古だから空室が埋まらない」と思い込んでいた物件が、管理を弊社に切り替えた途端、急に決まり出すこともあります。
なぜか?それは、“築年数ではなく、印象”が悪かったからです。
決まらない理由は、古さではなく「杜撰さ」
たとえば、こんな共用部の様子を見たことはありませんか?
・ポストの周辺にチラシやゴミが散乱
・駐車場にタイヤの無い車が放置されている
・廊下や階段に私物(植木鉢、自転車、工具など)が置かれたまま
・外壁が黒ずみ、蜘蛛の巣が張り、照明が切れている
・錆びた手すり、ひび割れた床、雑草が生い茂った敷地
こういった状態では、いくら築10年の物件でも「ここに住みたい」とは思ってもらえません。
つまり、決まらない理由は“築年数”ではなく、“管理の甘さ”なのです。
資産価値は「見た目」と「収支」の両面で守る
物件の価値は、「家賃がいくら取れるか」と同時に、「入居希望者に選ばれるか」で決まります。
入居が決まらなければ家賃も発生しません。つまり、第一印象が悪ければ、収益も出ないということです。
古い物件でも、以下の3点を意識することで、しっかり価値を保つことができます。
① 「築年数」ではなく「管理品質」を問う
大事なのは、古さそのものではなく、“古さの扱い方”。
リフォームがされていても、共用部が汚れていては意味がありません。
建物全体を“丁寧に扱われているか”が入居者に伝わることが大切です。
② “修繕は支出”ではなく“未来への投資”
外壁塗装、共用灯、ゴミ置場整備、駐車場ライン引き直し…こうした細かな修繕は、直接的な収入を生まないように見えますが、空室期間を短くし、家賃を下げずに済む“防御策”です。
見た目の悪い物件は、内見すらしてもらえない時代です。
③ “引き継ぎたくなる物件”に整えていく
オーナー様自身が「この物件なら子どもに渡しても安心」と思えるかどうか。
それが未来の買い手や相続人からも評価される資産になります。
手をかけてある物件は、自然と“家族の財産”という意識が生まれます。
私たちLIFUKUでは、「築年数にかかわらず選ばれる物件」へ育てるために、
・借上げ+リフォームによる再生支援
・資産価値を維持する修繕計画
・共用部美化の徹底と定期巡回
・資産承継・相続を見据えたパートナー相談
など、さまざまなサポート体制を強化しています。
築年数に自信がなくても、大丈夫です。
物件の未来をあきらめる必要はありません。
“築年数”ではなく“扱い方”次第で、資産価値は何倍にも変わります。
古くても選ばれる物件――
それが、これからの時代に求められる“価値あるアパート経営”です。
ぜひ一緒に、あなたの物件の本当の価値を見つめ直してみませんか?